明石海人講演会

一年生を対象とした授業、『明石海人』の文学烙印と差別を乗り越えての講演を行いました。

沼商卒業生の天才歌人『明石海人』感染の
ハンセン病は「らい菌」による感染症です。

ハンセン病は結核菌と近縁である病原性抗酸菌「らい菌(Mycobacterium leprae)」の感染により引き起こされる慢性の細菌性感染症です。ハンセン病は昔から自然治癒もありましたが、治療薬の無い時代には発病すれば治癒することが難しい病気でした。1943年にアメリカ合衆国のカービル療養所(ハンセン病療養所)で「プロミン」の治療効果が報告され、ハンセン病の治療が可能となりました。
※NIID 国立感染症研究所資料より

明石海人は、沼津商業高校卒業後、静岡師範学校へ入り教職の道に進み、1920年 (大正9年) に師範学校を卒業し、小学校教員となりました。25歳の1926年 (大正15年) ハンセン病を発症したため、教職を辞さざるを得なくなりました。1932年 (昭和7年) 11月に開園間もなかった国立らい療養所長島愛生園 (岡山県) に入所。前年の1931年 (昭和6年) には癩予防法 が成立しておりハンセン病患者の強制隔離政策が始まっています。明石は入所後から、俳句、短歌、詩、エッセイ、小説などの創作に励んだが、重点は次第に短歌へと移っていきました。
歌集『白描』は、25万部のベストセラーとなっています。今は治療が可能となったハンセン病ですが、当時は国による隔離政策、偏見や差別などもあったと聞きます。http://www.hansenkokubai.gr.jp/faq/policy.html

この講演を通じて、生徒たちが、身近なものとして、歴史や、短歌に興味を持ち、確かな知識を習得して、今後に生かしていただければと思います。

講演プログラム
芹沢同窓会長挨拶
岡野先生講演
同窓会明石海人の会理事メンバーも参加しました